これは東ティモール第二の都市バウカウにある、廃墟となったマーケットである。シンメトリーな建築様式からは、かつてこの国を植民地として支配していたポルトガルのもたらした西洋の面影が感じられる。この国では独立運動の過程で多くのインフラが破壊されたが、この建物はそれを免れた。今では首都ディリとの間に高速道路を建設するプロジェクトが進められており、それ以外にも東ティモールではインフラへの投資が盛んに行われている。
国の未来を担う子供たちは、この建物を見て何を感じているのだろうか。
東ティモールについてもっと知る→「東ティモールの未来は海底に?」
(写真:David Stanley / Flickr [CC BY 2.0])