
目を閉じて、原っぱのうえにごろんと転がる動物たち。この動物たちは、南極周辺の島々に生息しているミナミゾウアザラシである。世界最大のアザラシであり、クジラを除けば世界最大の哺乳類でもある。雌雄で身体のサイズが大きく異なっており、メスは2.6~3mの体長及び400~900㎏の体重である一方、オスは4.2~5.8mの体長及び2,200~4,000㎏の体重を持つ。この写真はサウスジョージア島で撮られたものであり、近辺にあるサウスサンドイッチ諸島を含め、ミナミゾウアザラシの最大の繁殖地ともなっている。
のどかに寝転がるアザラシたちの背景に見えるのは、さびれた捕鯨基地である。サウスジョージア島は18世紀にイギリス領土に組み込まれ、20世紀初頭から商業捕鯨の拠点となった。1960年代には捕鯨が行われなくなったが、当時使われた工場や船などはそのまま残されている。
ヨーロッパの海外領土についてもっと知る→「ヨーロッパではない『ヨーロッパ』」
動物たちがたくさん住む南極についてもっと知る→「南極を揺るがすものとは」





















0 コメント