サウジアラビアの砂漠に広がるクライス油田。その原油抽出量は1日に150万バレルほど。写真に写っているのはクライス油田にある原油加工施設であり、黒い煙は火事ではなく、通常の運営で発生するもの。
サウジアラビアは世界一の輸出量を誇る石油大国だ。同時に国内外においては人権侵害大国でもある。本来なら、この現状を改善するには、影響力のある国々による外交努力や経済制裁などの国際貢献が求められる。しかし、これらの国々がその期待に応えることはない。サウジアラビアの豊富な石油を手に入れるために、今日も人権侵害を黙認してしまうのだ。
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(写真:Planet Labs, Inc. / Wikimedia [CC BY-SA 4.0])