2022年の南スーダンの新聞、ジュバ・モニターの紙面。この日の新聞の紙面の2ページ目の左側になぜか記事がない。これは検閲である。南スーダン政府にとって都合の悪い内容が含まれた記事として、印刷直前に政府の命令で白抜きにされた。
世界にはまだまだこのような検閲事件が発生しているが、報道の自由が確立されているはずの高所得国にも、目の見えないところに検閲問題が確認されている。例えばアメリカでは、新聞が発行した記事などの情報のオンライン上の拡散を止めようと、アメリカ政府がSNS企業に圧力をかけ、SNS上からの削除を求める事件が発覚している。
真の報道の自由に向けての改善を期待したい。
南スーダンにおける報道の自由についてもっと知る→「南スーダンのメディア問題」
アメリカでの言論の自由における問題についてもっと知る→「ツイッター・ファイルズ」
西側諸国で報道の自由を求める声についてもっと知る→「ウェストミンスター宣言」
(写真:Virgil Hawkins)