エメラルド色の海へ、一本の桟橋がまっすぐに伸びる。カーボベルデ・サル島南部の町、サンタマリア。桟橋の両側に広がる砂浜には、赤や青、黄色に塗られた小舟が数十隻並び、その周囲には小舟を引き上げた跡が幾筋も残っていた。
サル島は、カーボベルデ国内の宿泊客のおよそ6割が集中する、同国を代表する観光地だ。なかでもサンタマリアは、海岸沿いにホテルや飲食店が立ち並び、ウィンドサーフィンやダイビングといったマリンスポーツも盛んで、サル島観光の中心地として知られる。
漁を終えた小舟がこの桟橋に戻ってくるたびに、マグロやカマスサワラが水揚げされ、地元住民や飲食店関係者の手に渡っていく。そのすぐそばからは、観光客を乗せた海上ツアー船が次々と沖へ出発していく。桟橋は、漁業と観光という、この島を支える二つの営みが交差する場所でもある。
だが2024年10月、サンタマリアの桟橋は熱帯性のうねりに襲われ、木造部分が失われた。2025年には再建工事の契約が結ばれ、新しい桟橋には水揚げや魚の販売に必要な設備も設けられる予定だという。工事期間中も漁業や海上ツアーが続けられるよう、浜には水揚げや乗船に使う仮設スペースが用意されている。
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(写真:Jacek_Sopotnicki / Shutterstock.com)





















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