険しい山脈の谷に立つ送電塔。そこで送電作業を行う数名の作業員。タジキスタンの首都ドゥシャンベから30キロ離れたボゾルボーイ・ブルノフでの光景である。小型の水力発電所で発電した電気がこの送電線を通り、から60世帯の家庭をはじめ、地域の学校や病院などに送られている。
隣国カザフスタンとウズベキスタンは、社会の様々な場面でデジタル化が大きく前進しており、そのモデルを追いかけるタジキスタンである。一方、タジキスタンは、国土の90%以上が山岳地帯であり、全国に電力を届けた上で、今度はインターネットへのアクセスを増やしていくことが課題である。
中央アジアにおけるデジタル化についてもっと知る→「中央アジアで進むデジタル変革」
中央アジアにおける水力発電についてもっと知る→「中央アジアにおける水危機:キルギス、タジキスタン、ウズベキスタン」
(写真:United Nations Development Programme in Europe and Central Asia / Flickr [CC BY-NC-SA 2.0 Deed])