ボリビアの市場に出回るコカの葉やコカキャンディ。
コカと言えばコカインが真っ先に思いつくだろうが、市販されているコカの葉は麻薬の類ではない。
ボリビアやペルーでは、プレ・インカ時代から、コカ茶が飲まれている。
コカを原料とした飲食品は、特に高地で嗜まれており、高山病に効くといわれている。
コカの葉を直接噛んだり、コカ茶を飲んだり、コカキャンディを食べたりすると、高山病の症状が和らぐそうだ。
ボリビアの首都ラ・パスの標高は約3650メートル、ウユニ塩湖も同じくらいの標高だ。
ローマ法王もラ・パス近郊を訪れた際に、高山病対策としてコカ茶のブレンドティーを飲んだそうだ。
空港やホテルでは、観光客向けにコカ茶やコカキャンディが販売されている。
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(写真:Shanti Hesse/Shutterstock.com)