オリーブの枝を咥えたハト。
まさに平和の象徴。
しかしこのハトは違う。
防弾チョッキが必要なくらい常にターゲットにされている様子。
これはゲリラのストリートアーティストとして活躍している「バンクシー」によって、パレスチナ、ベスレヘムの壁に描かれた作品なのだ。
その壁はイスラエル軍の見張り塔に向かっており、ハトの周りにも実際の銃弾の弾痕が多く残っている。
和平プロセスが進まないイスラエル・パレスチナ。
平和が訪れることを望んでいない者が妨害しているというメッセージなのか。
それはいったい誰なのだろう…。
他のバンクシーの作品を見る→バクシー・シリーズ
中東問題についてもっと知る→「地域大国に挟まれた国:レバノン」
(写真:Amos Trust / Flickr [CC BY-NC 2.0])