
険しい山岳地帯を背景に、羊がカメラをのぞき込んでいる。これは、オーストリアのチロル州にあるグルグラー・フェルナー氷河で撮られた写真である。この氷河はエッツタールと呼ばれるアルプス山脈の渓谷に位置している。写真の氷河以外にも多くの氷河が存在するなど、自然豊かなエッツタールには登山家やスキーヤーが数多く訪れる。
しかし、そうしたオーストリアの氷河は気候変動によって危機的な状況にある。氷河は融解して単に縮小しているだけではなく、内部から崩壊している段階にあるという。氷河がなくなっていくと、飲料水や発電、農業という基本的な活動から、観光や土地の風景といったものにまで、大きな影響を及ぼす。
写真のグルグラー・フェルナー氷河は、現在の温暖化のペースでは、2050年を迎える前に消滅すると予測されている。
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(写真:Marcel Haring / Flickr [CC BY-SA 2.0])





















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