1598年にペルシャ帝国の首都になったイスファハーン。この歴史的な街は、「生命を与える人」の意味を名に持つザーヤンデ川によって二分されている。両岸を結ぶために、1599年にサファヴィー朝のアッバース1世は、33個のアーチからなる橋、シオ・セ・ポルの建設を命じた。
現在、シオ・セ・ポルは街の主要な観光名所の1つとなり、地元の市民が集まる場所ともなっている。 毎晩、橋の近くでさまざまな人々が新鮮な川の風を楽しみながら、伝統的ペルシャの紅茶であるチャイを飲んでいる。
また、音が反響するアーチ型の橋のユニークな構造を活用して、一般の人々からプロまで同じようにフォークミュージックが演奏されており、無料で楽しむこともできるのだ。
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(写真:Picolo P / Flickr[CC BY-NC-ND 2.0])