美しい青色が印象的な、北アフリカ・モロッコ北部のリフ山脈の奥深くにあるシャウエンの旧市街地。
シャウエンの旧市街は、家の壁から道の階段まで、街が水色や深い青色など様々な青に染まっている。この理由は諸説あるが、最も有力なのは、その昔スペインから追われシャウエンに移住したユダヤ人によるもの、という説だ。ユダヤ教にとって青は神聖な色。故に、彼らは家や道をつくる際に青色で染めていったのだそうだ
イスラエルが建国されると、シャウエンにいたユダヤ人のほとんどはイスラエルへと移住したが、町を青色に染める習慣だけは残ったと言われている。
少しアクセスの難しい場所にはあるが、この美しい街並みをぜひ一度楽しんでみるのはいかがだろうか。
モロッコについてもっと知る→「国の様で国でない地域・西サハラ:アフリカ北西部に残る大きな問題」
(写真:Cyprien HauserFollow / Flickr [CC BY-ND 2.0])