湖のほとりに優雅にたたずむ、こちらのお城。これは、ベラルーシにあるミール城である。この城は15世紀から16世紀の間に造られ、その後のヨーロッパでの戦争によって一度破壊されるも、19世紀に再建されている。そして2000年には世界遺産に登録され、現在はその内部は博物館となり、観光名所となっている。
ベラルーシはロシアとポーランドに挟まれたその立地により長い間様々な国による支配を受け、ソ連の崩壊によって初めて独立した。共和国として独立してからわずか30年という歴史のまだ浅い国である。
このお城も宮殿と東塔はルネサンス様式、それ以外はゴシック様式となっており、ベラルーシという国の支配の歴史を現代に残す遺産、とも言うこともできる。
ベラルーシについてもっと知る→「八方美人が生き残る?:ベラルーシの長期独裁政権」
(写真:David / Flickr [CC BY-NC-ND 2.0])