2015年、フランス北部カレーにある難民キャンプ(通称「ジャングル」)の壁に現れた絵。ゲリラのストリートアーティストとして活躍している「バンクシー」によるものだというのが判明した。
荷物を持った難民が描かれているが、無名の難民ではない。アップル社の共同設立者の一人、スティーブ・ジョブスではないか。実際、ジョブス氏は難民になった経験はないが、彼の父親はシリアからの移民であった。
バンクシーは珍しくこの絵について声明を発表した。難民や移民は受入国にとって「負担」だと思わがちだが、シリアからの移民を受け入れたからこそ、巨大なアップル社が生まれ、ここまで成長したことを忘れてはならないと。
難民を受け入れるメリットについてもっと知る→「難民は本当に負担?:知られざる好影響とは」
他のバンクシーの作品を見る→バクシー・シリーズ
(写真:Duncan Hull / Flickr [CC BY 2.0])