
西アフリカのベナン共和国の最大都市コトヌー。大西洋を望む広場で、ひときわ目を引くのが「アマゾン像」と呼ばれる高さ30メートル、重さ150トンの巨大な女性像だ。右手に剣、左手に槍を持ち、空を見据えるその姿は圧倒的な存在感を放っている。
この像が称えるのは、17世紀から19世紀にかけて実在したダホメ王国の女性戦士たちである。近隣諸国との戦いで男性が減少する中、彼女たちは王宮の警備や国王の護衛を担い、やがて精鋭の戦闘集団として知られるようになった。その勇敢さから、ヨーロッパ人は彼女たちを「ダホメのアマゾン」と呼んだ。
2022年に完成したこの像は、植民地化以前の歴史を後世に伝えるために建設された。アフリカでは女性をモデルにした巨大な記念像は珍しい。この広場には多くの観光客や若者たちが集まり、像を背に写真を撮影している。街の風景が移り変わる中でも、女戦士は変わらず空を見つめている。
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(写真:Omri Eliyahu / Shutterstock.com)





















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