ヤンギ・カラ渓谷はトルクメニスタンのカラクム砂漠にある高さ200mほどの渓谷である。
かつては海の底だったこの台地は、石灰岩の台地の隆起と風雨の浸食作用によって、このような壮大な渓谷を形成した。
その地層の赤さと荒々しい地形から、地元の人々からは「炎の台地」とも呼ばれ、トルクメニスタンの観光名所のひとつとなっている。
トルクメニスタンをはじめとする中央アジアの国々は、ヤンギ・カラ渓谷のような美しい自然を抱えているが、一方で厳しい言論統制が現在も続いているという重大な問題も抱えている。
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(Carpetblogger/Flickr [CC BY-NC-ND 2.0])