ネパールの首都、カドマンズの位置するカドマンズ盆地。
ここは盆地一帯がユネスコ世界遺産に登録された、文化の花開く地。
その北西にあるのが写真の建造物、スワヤンブナートだ。
小高い丘の上に立つこの建物は、ネパール最古の仏教寺院の一つだとされている。
この寺院は別名「モンキーテンプル(猿寺)」とも呼ばれる。その名の通り、多くの猿たちの住処でもあるのだ。
猿はチベット仏教やヒンドゥー教で神聖とされる動物で、スワヤンブナートでは猿も信仰の対象となっている。
スワヤンブナートの展望台からは、カドマンズの街を一望できる。
多くの人々から親しまれるこの寺院は、まさにカドマンズの守り神といえるだろう。
(写真: Jorge Láscar/flickr)
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