路上に装甲車が止まっている。異様に思える光景だが、道ゆく人々は慣れているのかあまり気に留めていないように見える。
これは2009年にウズベキスタンのマルギランで撮影された写真だ。マルギランは中央アジアのフェルガナ盆地に位置し、ウズベキスタンの絹産業で中心的な役割を果たしている。なぜこのような街で軍用車両が見られたのだろうか。ここには複雑な問題を孕んだ中央アジア、特にその中のフェルガナ盆地を取り巻く不安定さがある。
フェルガナ盆地・中央アジアの不安定さについてもっと知る→「揺れ動くフェルガナ盆地とその周辺」
ウズベキスタンの政治についてもっと知る→「新時代のウズベキスタン:抑圧からの解放?」
(写真:Peretz Partensky / Flickr [CC BY-SA 2.0])