晴天の中、人々は虹色の旗を振っている。
これは、ノルウェーの首都オスロで開かれる「オスロ・プライド」というイベントのパレードの様子である。オスロ・プライドは毎年6月末から7月初頭にかけて開かれる、性的少数者であるLGBTIQのための、ノルウェー最大の祭典である。写真は、2019年開催のオスロ・プライドの様子である。
この祭典は約10日間にわたって開かれ、開催中はコンサート、美術展、ショー、映画鑑賞会、パーティー、政治討論など、多種多様なプログラムが行われる。
オスロ・プライドの開催地であるノルウェーをはじめとする北欧諸国は、女性の社会進出が進んでいたり、同性婚がすでに合法化していたりと、世界屈指のジェンダー先進諸国である。
これから先、多様性の尊重は世界にどこまで浸透していくのだろうか。
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(写真:OsloPride / Flickr [CC BY-NC-ND 2.0])