山脈を背景にして白亜のモスクが建っている。これは、カシミール地方のインドが統治する都市、スリナガルの外れにあるハズラットバル・モスクだ。
この建物が完成したのは1979年だが、その歴史は17世紀まで遡ることができる。また、このモスクにはイスラム教の預言者であるムハンマドの毛髪と伝えられているものが保管されており、インド中のイスラム教徒から篤く信仰されているという。
なお、インドではイスラム教徒は2億人ほど存在するが、インド全体の人口からすると15%と少数派である。そしてカシミール地方は、2011年の調査によるとインドの中でイスラム教徒が多数を占める2つの州の1つにあたる。
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(写真:Basharat Alam Shah / Flickr [CC BY 2.0 DEED])