これはジョージアの首都トリビシにあるドライ・ブリッジという蚤の市で販売されている商品である。
カラフルな手作りのお土産がたくさん売られており、価格は交渉して決めるそうだ。
ジョージアがソ連の一部だった頃、ゴルバチョフ政権下で進められたペレストロイカによって誕生したため、資本主義的な商業が禁止されていた時代にできた闇市とは性質が異なる。
ソ連崩壊後も住民が生活のためにこの市場で各々の商品を販売していたのがいつのまにか定着し、毎日開かれるようになった。
このような背景があるため、市場にはソ連時代に作られた年代物の品々も並んでおり、歴史好きにはうってつけの場所となっている。
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(写真:alionabirukova/Shutterstock)