ロシアの北方に位置するナディム地方にはネネットと呼ばれる遊牧民族が住む。
彼らの生活からトナカイを切り離すことはできない。
食料や交通手段として、また伝統的な手工芸品として用いられているのだ。
彼らは、トナカイとともに年間約1250kmを旅する。
気温-50℃以下になる冬には、南方へと向かい、夏には北極圏で生活するという。
毎年2月下旬のトナカイ飼いの日にはトナカイを走らせ、速さを競うトナカイレースをはじめ、レスリング、スノーモービルなどを楽しみ、彼ら自身の伝統や文化を祝っているようだ。
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