プレイヤーたちが人馬一体となって、激しくぶつかり合っている。これはアフガニスタンの国技、ブズカシだ。
ブズカシでは山羊や仔牛などの死体、またはそれに似せた物がボールの代わりとして使われ、馬に乗ったプレイヤーが必死で奪い合う。この競技は中央アジアで広く行われており、ルールには多様性が見られる。
アフガニスタンにおいて、タリバン統治下の1996年から2001年までブズカシは不道徳であるとして禁止されていた。しかし、2021年に再び政権を握ったタリバンはブズカシを認めている。そればかりか、現地司令官がブズカシの試合に参加することもあるという。
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(写真:Lonni Friedman / Flickr [CC BY-NC 2.0])