これは、筆者がモンゴルの首都、ウランバートルで撮影した電動キックボードだ。電動キックボードをレンタルするサービスは、ウランバートルの混雑問題に対処する取り組みの一環として2023年春に開始された。2023年は約3,000台の電動キックボードが稼働していたが、2024年は6,000台に倍増するという。
なお、電動キックボードのシェアリングサービス全般が環境に優しいものであるかどうかは議論がある。例えば、電動キックボードは短距離移動において車の代わりになるが、同時に自転車や徒歩の機会を奪うものでもある。また、ウランバートルではこのサービスが始まった最初の1年間で90%の電動キックボードが故障したという。
今後このサービスはウランバートルにどのような影響を与えていくのだろうか。
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(写真:Flickr / Seita Morimoto [CC BY-NC 2.0 DEED])