湖が世界から消えていく。中央アジアのアラル海は世界で4番目に大きい湖だったが、1960年代から行われた大規模な灌漑プロジェクトの影響で、現在約10分の1にまで縮小している。同時に、枯れた湖底が徐々に砂漠化し、アラルクム砂漠と呼ばれるようになった。
同様の問題は世界各地で見られている。マリでは、ファギビーヌ湖が消滅し、砂漠だけが残った。また、チャド湖の水量の減少は隣の国々に紛争と環境破壊をもたらす。死海、イランのウムリア湖、チリのカシェット湖なども将来消えていく恐れがある。
COP26が近づく今、世界の湖を守るために行動を起こす最後のチャンスかもしれない。
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